失恋のコハク

 失恋のコハク

 ただのエルフ

 あぁ私は恋をしているのじゃろうな。

 マヌルよ。其方はどんなときでもひたすらに努力し、人の為に喜び涙を流す。

 かつての私は自分勝手な理由で沢山の命を奪い、同胞も死に追いやってしまった。

 だからこそ其方に惹かれ恋焦がれてしまうのだろうな。


 あるとき私は我慢できずに其方にこっそり通販で買った催眠術を掛けて逆レをしようとしたが其方は上の空でも「ゆうしゃ」「シ…ゆうしゃ」と想い人の名を出しておったな。

 私は己が行為を恥じ、即座に術を解いた。

 これよかった。そう自分に言い聞かせていたがそれでも其方への恋慕は日々積み重なるのじゃ。

 あぁ、そうじゃ。告白をしてそして……ふられよう。


 「コハクさん何をするんですか?深夜に森の奥で秘密の修行をすると聞いて、こうして準備をしてきましたが」

 「マヌルよ…済まぬ 修行というのは嘘なのじゃ」

 「嘘?どういうことですか?」

 「単刀直入に言おう 其方が好きじゃ 愛している」

 「え?えーとコハクさん…」

 「わかっておる 其方の想い人は勇者という人物じゃろう」

 「……はい…すみませんコハクさん…」

 「ふっありがとうマヌル これで吹っ切れることができた」

 「はい…ではその…」

 「待て まだ夜は終わってはおらんぞ」

 『崩体』

 「ぐ!…コハク…さん…これは修行…!?」

 「確かに私はふられた なのでせめて思い出の一つぐらいは欲しいと思っての」

 「や…やめてくださいコハクさん!」

 「安心せい童貞は奪わぬ ただし…」

 「このペニスバンドで其方の処女を貰うとしよう♪」

 「え?それはかつて勇者がぼくにやった…」

 「なんじゃ処女も勇者が貰っておったのか まぁよい では始めようかの」

 「ペニバンを用いたゴシン術をその身で味合わせてやろう」


 「ではいきなり挿入れるぞ!」

 「ん!!」

 「おぅすんなりと受け入れられたのう では激しく動いたらどうなる?」

 「うーーーー!!や…やめて…」

 「反応がちと悪いのう 勇者という奴はマヌルの体を一方的に使っていて開発をしていないと見た」

 「ならこうじゃ!!」

 「ん♡」

 「気持ちよいじゃろう?今ペニバンで前立腺に経絡押しをしておるのじゃ!」

 「んーー♡んーーーーー!!♡」

 「ほら勃起したじゃろう?手持ちの針の様に立派なチンポじゃな♡ではシコってやろう♡」

 「んーーーー!!♡♡」

 「ほぅ若者からあふれ出る精液はいつみても絶景じゃ!どれひと舐め」

 「うむ!とても濃いぞ!」

 「コハクさん…もうやめてください…」

 「いやまだじゃ!ゴシン房中術はまだあるのじゃ!」


 「乳首の経絡を押せば感度が一時的に3000倍になるのじゃ!」

 「背中を舌でなめるという特殊経絡を押せば背中が敏感になる!」

 「耳を口で咥えればそこに経絡がある!」

 「とどめはもう一回前立腺じゃああ!!」


 「はぁはぁ…マヌルよ…とてもよかったぞ…」

 「うぅ…コハクさん…どうして…」

 「そう泣くでない 今は男の子じゃろうが」

 「じゃがそんなに嫌ならば」

 『通販で買った催眠術』

 「う…」

 「これで全ては夢となる 淫夢(ビデオじゃない)を見る年ごろじゃし良くあることじゃ」

 「…あれ?催眠術で消せるなら明日もいけるのでは?」


 「コハクさん何をするんですか?深夜に森の奥で秘密の修行をすると聞いて、こうして準備をしてきましたが」

 「マヌルよ…済まぬ 修行というのは嘘なのじゃ」

 「嘘?どういうことですか?」

 「単刀直入に言おう 其方が好きじゃ 愛している」


 おしまい

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